サードウェーブコーヒーの定義と疑問
昨年からサードウェーブコーヒーという言葉を耳にするようになりました。
私自身はお茶党で、コーヒーはご相伴や外出時くらいしか飲まないので、いったいこれはなんだろうと不思議でした。
解説の記事を読んでも、大量消費時代のコーヒーから次世代のコーヒービジネスということかなとおもいつつ、どうもピンと来ないのです。
よく言われる「日本の昔ながらの喫茶店」という言葉の方がしっくりくるくらいでした。
コーヒー専門店を今どきのヲサレなカフェにしたって感じ? というイメージだったのですが、ようやく納得できる記事を見つけました。
こちらの記事によると、どうも流通が大きな要素としてかかわっているそうです。
要は国内の輸入業者を介さずに、直接現地と取引することで、リスクは負うけれど品質の向上につながり、生産者側にもメリットが生まれるということのようですね。
一般的に「サードウェーブ的」として見られているものの多くは、本来の
サードウェーブ・ビッグ3が行なっている「ダイレクトトレード」という本質からは、少し離れてしまっていることが多いのです。
とのことで、なんとなくイメージしていたサードウェーブとは異なるようです。
(この方の独自の見解なのかもしれませんが)
なるほどと思う反面、そんなにうまくいくものなのかなという疑問もあります。
ダイレクトトレードはバイヤーとしてかなりハイレベルな能力を必要としますし、それこそ足下をすくわれかねない事態になりかねません。雑貨の買付などよりはるかに難しく、専門店の経営者でもそれができる人はおそらくそう多くはないはずです。
サードウェーブの本質が流通にあるのなら、安易にできることでもなく、上記のブログで述べられているように、サードウェーブのフォロワー、あるいはフォースウェーブだと捉える方がいいのかなと考えています。