空き家の問題は現代日本の構造が抱える問題の縮図
記事としてはデータが豊富で興味深いとおもうのですが、ブックマークなどでは内容よりもUIの方が話題になっているぽいのが残念です。
空き家の問題はなかなか難しく、なんどか取り上げていますが、空き家を活用すべく活動されている方もいらっしゃいます。
ですが、根本的にはどうしても現代日本の構造における問題をどうにかしないことには解決しないのではないでしょうか。
少子化や人口の一極集中であったり、家族観や収入や教育環境の格差といった問題など、かなり多岐にわたる上に、どれもとても簡単に解決できる様子もなく、複雑に絡み合う問題です。
たとえば一極集中は地方の空き家問題に影響を与えるとはいえ、今後人口が少なくなるならば、何ヶ所かに集中させた方がインフラ整備の効率はよいという面もあります。しかも、人口が集中しているはずの東京都内ですら、すでに空き家問題と無縁でないという点も考慮しないといけないのでしょう。
最終的に明治....というより、おそらくは江戸の頃から続く社会構造そのものに手を入れる必要はあるとおもうのですが、ではなにをどうしていくのか、そしてそれは実現可能なのかというと、なかなか気軽に答えを出せるわけでもないのが難しいですね。