細長い家の将来性
細長い家を集めた記事が話題になっています。
【最近気になった住宅】日本の細長い家 - poco blog
否定的な意見が多いのですが、なんだかんだとこの手の住宅は需要があります。
注文住宅もさることながら、2階建てですが、分筆された狭い土地で細長い建売住宅をみかけることはよくあります。
細長い家はまだ発展途上ではないだろうか
上の記事の家は、個人的にも細部の構造にあまり芳しくないと感じました。健康な成年ならばいいのですが、年をとったら辛いのではないかと。
ですが細長い家は、もう少しデザインよりも実用性を考えてつくるなら、使い勝手は向上するのではないかとおもいます。
今はまだデザインが優先されており、居住環境までなかなか頭が回らないようにおもわれます。
たしかに老後や小さな子供がいる家庭にはあまりおすすめできませんが、結局、日本の住宅事情はなにかしらのトレードオフが避けられません。
分譲マンションでも1フロアに2室程度の細長い建物が必ずしもめずらしくなくなってきました。
はじめて見たときはこんなに細くて大丈夫なのだろうかと心配になりましたが、地震が来てもなんとか建っています。むろん将来もという保証はありませんが。
割り切って考えられるのなら、細長い家も悪くはないようにおもいます。
今はまだ問題が少なくないとはいえ、細長い家は今後、人口が集中して過密になればなるほど増えていくのではないでしょうか。建材の進歩やライフスタイルの変化などもそれを後押しするかもしれません。