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住宅ローンと不動産のニュースをまとめない

住宅ローン、不動産についての気になったニュースや話題をまとめるつもりでしたが、まとめられずに。

ゆうちょ銀行が自前の住宅ローンでのメリットと危険性

住宅ローン

ゆうちょ銀行では住宅ローンの受付も行っています。ただ郵便局は全国津々浦々にありますが、住宅ローンの受付は一部の店舗だけになります。

そして現在は、代理店という立場で、スルガ銀行の商品を仲介している形です。
そんなこともあり、もう10年近く前から自前の住宅ローンの参入を企てていました。
住信SBIが、これまでの三井住友信託銀行のネット専用住宅ローンだけでなく、自前のMr.住宅ローンをはじめたのと似ています。

ただし諸事情あってなかなか進まないのが現状です。

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ハードルは低いが金利は高いスルガ銀行の住宅ローン

スルガ銀行の住宅ローンは、与信のハードルが低いものの、なにしろ金利が高いことで有名です。
実際に提示される金利には違いがあるとはいえ、固定金利であるフラット35がこれだけ低金利であることを考えると、果たしてメリットがあるのかと考えてしまいます。
スルガ銀行はフラットも扱っていて、一般に提示している変動金利の方がはるかに高い金利という不思議な状況でもあります。

このご時世でのこの金利ではさすがに二の足を踏みますし、ゆうちょ銀行としても、もう少し魅力的な商品を開発したいというところではないでしょうか。

利用者のメリット

零細企業の経営者や自営業者、SOHOなど、小さい商売を行っているところにとって、郵便局のグループは信金と共に欠かせない存在です。
一般の銀行ではある程度の企業の社員でなければなかなか与信が降りないものの、郵便局のなかのゆうちょ銀行が住宅ローンも直で扱ってくれるとなると、ずいぶんと需要があるかとおもいます。 

一方で懸念される問題点としては、民業圧迫という点がよくあげられます。
ただし顧客層が異なることからこれについては直接的にはあまり影響はないはずです。むしろこれを機会にゆうちょ銀行が一般的な銀行業務に大きく乗り出してくることに対する警戒感がそうさせているのでしょう。
以前、ゆうちょ銀行がいくつかの地銀に協同で住宅ローンの新規商品開発を持ちかけたところ、ほとんどの地銀が断ってきたということもありました。

ゆうちょはサブプライムローンになる?

むしろ一番気がかりなのは、日本版サブプライムローンになりかねない点です。
性質上、一般的な銀行より破綻率が高くなる危険性は避けられないでしょう。

ゆうちょ銀行というかこれは郵便局なのですが、他の銀行よりも多くの場合、担当者が自宅や相手先を定期的に訪問するなど、常に行き来があり、相手の財務体質を計りやすいはずでした。
しかし民営化以降、この強みは人手不足で過去形になりつつあるのではないかという感じです。

郵便業務の方ですが、ブラック化が言われるようになった頃から、保険や貯金部門も以前とは雰囲気がかなり異なった気がしています。
そうなると与信の精度はどうなるのか....かといって一般的な銀行と同じような住宅ローンでは意味が薄いでしょうし、難しいところです。

 

とはいえ、この問題の本当に根深いのは、総務省と財務省との関係性がかかわってくるところでしょうから、果たして本当にスタートできるのかどうか、ですね。