小さな投資で大きなリターンが得られる電卓の選び方

まったく事務仕事をしないという以外、仕事中に電卓を利用する機会はなにかと多いものです。
仕事先でとっさにちょっとした計算をしたり、相手に数字を見せたり、といったことは少なくありません。

キーボードと同じでインターフェイスほど少しの投資で大きなリターンが返ってくるものです。
最近はスマートフォンに電卓アプリがありますから、それで事足りることもありますが、ほんとうにごくたまにしか計算をしないという人以外、電卓にこだわってもいいのではないかとおもいます。

電卓選びのポイントは～必ず欲しい早打ち対応 

電卓選びのポイントは、キーの配列、タッチ感、静音性、桁数、キーロールオーバーなどです。
とはいえたいていこのクラスの電卓は箱に入って売っていますので、タッチ感や静音性は評判を捜すしかありません。
そして電卓に詳しくない方にはあまり知られていないキーロールオーバーですが、早打ち機能、早打ち対応と称されることも多く、この機能の有り無しはタイピングミスに大きく影響してきますので、事務で使用するならば必ず欲しい機能です。
ややこしい説明ですが、慣れてくるとすぐにタイピングの速度は上がってくるために、指がキーボードから離れる前に次のキーを押していることがあります。キーロールオーバーは、そんな場合に、先に指が離れたキーから入力してくれるという機能です。 

おすすめの電卓は資格試験者に人気の電卓

選択肢としては、よく税理士や会計士、簿記などの資格試験者に人気の電卓がありますが、この類の電卓は実務でもじゅうぶん過ぎるほど役に立ってくれますので、資格を取られない方も、そこから選べば間違いはないでしょう。

CASIO JS-20WK

カシオ 本格実務電卓 検算・税計算 ジャストタイプ 12桁 JS-20WK

SHARP EL-N942X

SHARP 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X

Canon HS-1220TUG SOB

Canon 電卓 HS-1220TUG SOB 12桁 グリーン購入法適合 千万単位表示 時間計算付 税計算可 卓上タイプ

個人的おすすめはEL-N942X　でも個人差があるので好みの電卓を

私は上記の中のEL-N942Xを使用しています。
上記の中からこの電卓を選んだのは、キーの配置です。数字キーが左側に偏っているため、押し間違いをしにくいという点が一番です。

前は(というより今もサブとして併用していますが)CASIOのDF-120ETという大型の電卓を使用していたのですが、よく「0」と「C」とを押し間違えることがありました。
ただしこれはPCのキーボードと同じで、押しやすいキー配列は人に寄りますので、別の感想を持つ人の方が多いかもしれません。

実際に使用したタッチ感は値段順かなという感じです。JS-20WKは評判通りたしかにいいのですが、「00」キーの位置がどうしても合わなかったのと、EL-N942Xとの価格差を考えて見送りました。

ちなみにEL-N942Xですが、資格の専門学校で販売されているEL-G37のほぼ同等品に当たります。
違いは「税抜」「税込」キーがEL-N942Xにあることと、EL-G37は「=」キーを押した回数がカウントされる点です。
また、EL-G37は某専門学校の通販で購入可能ですが、EL-N942Xの方はシャープ製電卓を扱う各種のお店で購入できる上に、アマゾンでは1000円以上も安く手に入れることができます。

そんなわけで私個人は事務用としてEL-N942Xが、性能がよくもっともコストパフォーマンスに長けた電卓としておすすめします。
ですが、画像からもキー配列は確認できますので、それから決められてもよいとおもいます。