ドコモのXperiaでrootを取らずにMVNOのSIMでデザリングができる方法がすばらしかった
SIMロックの解除の義務化がはじまりましたが、ドコモのキャリアから発売されているスマートフォンでしたら、ドコモ系のMVNOを利用する分にはSIMロックを解除しなくてもたいていのことは問題ありません。
ですのでわざわざSIMフリーのスマホを用意したり、ショップで手数料を払ってSIMロックを解除してもらう必要もなく、現状のままのスマホにSIMだけ載せ替えたり、あるいは白ロムを購入するという比較的簡単な方法でMVNOに乗り換えることができます。
とはいうもののやはり問題があり、その最たるものがたいていの機種でデザリングができなくなるというものです。
ドコモのスマートフォンでのデザリングはspモードに強制変更
ドコモから発売されているスマートフォンでは、wifiでデザリングをする場合、spモードでの接続が必須となっており、それ以外のAPNで接続しようとすると強制的にspモードにされてしまうのです。
正確にはデザリング時の接続先が、dcmtrg.ne.jpというサーバーになるためで、MVNOを利用していてAPNをspモード以外に設定していると、spモードに戻されてつながらなくなってしまいます。
この仕様を回避するには、rootを取らなければならないというのが、rootを取るにはそれなりのリスクもありますし、手間もかかります。そもそも取れないこともあります。
Xperiaでrootを取らずにデザリング制限解除
ところがこの春くらいから、Xperiaでrootを取らなくてもMVNOのSIMでデザリングができるという方法がネットで評判になっていました。
root不要でsettings.dbを編集する方法 - AndroPlus
この方法で、android-sdkを入れてadbコマンドでsettings.dbを編集することで、rootを取らなくてもデザリング制限の解除ができるのです。
ところが、これをさらに自動化するバッチファイルを作成した方が現れました。
Xperia/Galaxy/Optimusの非root MVNOテザリング有効化ツール
USBデバッグモードには自分でする必要がありますが、それ以外はバッチファイルをダウンロードして実行するだけで簡単にデザリング制限の解除ができます。
自前のXperiaで試してみましたが、驚くほど簡単にIIJmioのSIMでデザリングが可能となりました。
XperiaだけでなくGalaxyやOptimusなどの一部機種にも対応しています。
※もちろんrootを取るよりも低いとはいえトラブルの可能性はあります。
仕事場ではwifi環境に恵まれていたおかげもあって、これまでデザリングを使用することがほとんどなく、ドコモの仕様はあまり気にもとめていませんでした。
それが今年の春先に、出張先でwifiでしかつなげないタブレットを持って行ったのですが、スマホとデザリングができれば楽だという状況に陥ったのです。
なんとなくメイン端末のrootを取ることに躊躇していた上に、OSのバージョンが直前に上がっていてrootが取れるのか不明になってしまったこともあり、なかなか対策をしなかったのですが、この方法をアップしてくださった方々に感謝するばかりです。