住宅ローンと不動産のニュースをまとめない

住宅ローン、不動産についての気になったニュースや話題をまとめるつもりでしたが、まとめられずに。

わかりにくいファーウェイの日本市場戦略

今月17日にファーウェイジャパンのスマートフォン、タブレット、スマートウォッチの新機種発売が発表され、スマートフォンでは P8 lite、P8 Max の2機種が日本で投入されることになりました。

今回の戦略の主軸は P8 liteでしょうか。
P8liteは、P8から画面サイズを縮小し、プロセッサやRAMを押さえた廉価版で、ボディも金属部分を減らしプラスチックに変えています。

オクタコア搭載とはいえライバル機種よりも性能としてはやや落ちますし、液晶も得意先のジャパンディスプレイではないようですが、今のところ重いゲームなどをしなければ、一般的な使用としては問題ないスペックです。

廉価版のSIMフリースマホとしては、話題となった ZenFone2(RAM2GB版) や、ひとつ前のモデルながらいまだに白ロムで人気の高い Xperia Z3 Compact の対抗馬としてこの夏の台風の目となりそうです。

価格も税込で3万強という、むしろ現在の円換算からして、欧米と同等かやや安い価格です。
ZenFone2で、ジャパンプレミアムなどと揶揄された値段設定したAsusと比べても、かなり良心的な価格設定です。 

それ以上に驚いたのが、P8maxです。
他の海外の国よりもかなり値段を下げていて、イギリスで549ユーロ(6/20の換算で76,000円前後)で販売されているのが、日本では税込64,778円と1万以上も安く設定されています。

非常に惜しいことに昨年発売された Mate と同じく、周波数が日本の800MHz帯をサポートしないと言われてしまいましたが、サイズとしては、ファブレットとしても大型感があり、7インチタブレットの対抗馬にもなるのではないかと予想されます。

ファーウェイジャパンの戦略への疑問

ただ、こうしてみるとHuaweiの日本戦略は少し残念に感じます。 

せっかく日本の周波数にあわせたモデルを用意したP8を一番に投入しなかったことが不思議です。
はじめは価格的な問題かと考えていたのですが、P8maxをあれだけ海外と比べて価格を安くしてきたのならば、むしろP8の価格を勉強して投入した方がよかったのではないでしょうか。
この夏に投入されたフラッグシップ機と比較しても、性能外見ともに遜色ないレベルですし、各キャリアの色がつけられていないSIMフリー機として人気が出たであろうとおもわれます。

また、せっかくP8maxを日本に投入するのなら、もし800MHz帯を利用できるように周波数をあわせてきたのでしたら、7インチ前後サイズで通話もできる端末として、この分野にはほとんどライバルがいないため、おもしろい存在になったのではないかとおもいます。

次期GoogleNexusも 

Huawei P8 は、いずれ日本にも投入されるのではないかと予想されますが、今回、見送られたのは残念です。 

もっとも製造が追いついていない可能性もありますし、Huaweiは次期GoogleNexusとしてコードネーム Bullhead を開発中という話もあります。

Nexusならばまず日本でも発売されるでしょうし、楽天専売のhonorもあります。
投入できるモデルの選択が多く、なかには差別化も難しいモデルがあることも原因なのかもしれません。