2016年2月の住宅ローン金利 10年固定は過去最低水準に
おもわぬマイナス金利導入騒動で大きな動揺がでていますが、ひとまず住宅ローン金利への影響が出てくるのは春頃からではないかとおもわれます。
それでも指標となる10年固定型の2月の金利は、大手5行のうち、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行で0.05%引き下げられました。
元々、先月から低かったみずほ銀行のみ、据え置きとなっています。
それでも指標となる10年固定型の2月の金利は、大手5行のうち、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行で0.05%引き下げられました。
元々、先月から低かったみずほ銀行のみ、据え置きとなっています。
また全期間固定型のフラット35では、返済期間20年以下融資率9割以下の最低金利は、先月より0.06%下がり1.21%となっています。
9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | |
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三菱東京UFJ | 1.20% | 1.25% | 1.10% | 1.10% | 1.10% | 1.05% |
三井住友 | 1.20% | 1.25% | 1.10% | 1.10% | 1.10% | 1.05% |
みずほ | 1.20% | 1.20% | 1.20% | 1.20% | 1.05% | 1.05% |
りそな | 1.15% | 1.15% | 1.10% | 1.10% | 1.10% | 1.05% |
(参考:フラット35) | 1.31% | 1.32% | 1.28% | 1.28% | 1.27% | 1.21% |
マイナス金利の導入で今後、さらに下がる可能性はありますが、必ずしも予想通りにはいかないかもしれません。
金融機関側としても、現在すでに低金利がきわまっており、利益がほとんど出ず住宅ローンという商品は旨味が無くむしろリスクを考えると苦しいという事情があります。
さらにマイナス金利はこれまで日銀の当座口座で利益を上げていた金融機関にとって死活問題になりかねません。
当初は競争が激化するでしょうが、この状況が続くと、大手ですら状況によっては耐えきれずに脱落するところが出てくるかもしれないという懸念もあります。貸し倒れが増える危険性もありますし、トータルでは借り手にとってもあまり手放しでは喜べない状況になる可能性もあるのではないかと心配しています。
金融機関側としても、現在すでに低金利がきわまっており、利益がほとんど出ず住宅ローンという商品は旨味が無くむしろリスクを考えると苦しいという事情があります。
さらにマイナス金利はこれまで日銀の当座口座で利益を上げていた金融機関にとって死活問題になりかねません。
当初は競争が激化するでしょうが、この状況が続くと、大手ですら状況によっては耐えきれずに脱落するところが出てくるかもしれないという懸念もあります。貸し倒れが増える危険性もありますし、トータルでは借り手にとってもあまり手放しでは喜べない状況になる可能性もあるのではないかと心配しています。