一戸建ての管理:我が家を侵略する植物たち
マンションに対する一戸建ての問題として、家屋や庭の手入れを自分でする必要がある話は何度か書いてきました。
マンションでは強制的に管理費や修繕積立金が徴収されますが、基本的に管理組合として業者に依頼する形です。
しかし一戸建てではなにをするにも自分です。お金にじゅうぶんすぎるほどゆとりがあるなら業者に頼んでしまうのもいいですが、基本的には簡単なことは自分や家族で行うことになります。
そのひとつの例として、我が家のツタの除去についてなんどか記事にしてきました。
ツタは金属でも酸を出して腐食させるため、放置しておかずしっかりとした処理が必要です。
そして、ツタ以外にも放っておくと庭を埋め尽くしてしまうような植物は何種類もあります。
繁殖してしまうと、直接害はなくとも、通行の妨げになりますし、害虫が湧くこともあります。
それに手入れをしていない雰囲気があるとゴミを投げ捨てていく人間もいます。
(ホント、一戸建てのなにが嫌だといって、植物の除去よりも、他人が捨てていったゴミを処理することです)
今回は私が戦いを繰り広げている、我が家の侵入者をご紹介します。
庭を侵略する植物たち
ササ(クマザサ)
我が家にとって長年の大敵です。
どうも話を聞く限り、祖父母の代にはすでに敷地に侵入していたようで、長い戦いを繰り広げています。
比較的、こまめに刈ってはいたのですが、地下茎で伸びる植物の怖ろしいこと。2年ほど処理できなかっただけで、とんでもないことになりました。
気がつくと庭のあちらこちら、特に建物と塀の間や、敷地の境目、エアコンの室外機や物置の隅、樹木の下などに大量に繁ってしまい、普段人が出入りしないところばかりとはいえ、通行に支障をきたすほどになってしまいました。
ひとまず地上部分だけでもかなり刈っていますが、できれば本格的に土を掘り起こして処理したいところです。
シュロ(トウジュロ)
これはツタと同じく近所の大きな屋敷の庭から種子が鳥に運ばれてきたようです。
南国のイメージがありますが、寒さにも非常に強く、どこでもよく育つため、放置しておくと繁殖して他の草木を弱らせることになります。
とにかく丈夫で、葉は固いですし、幹はしっかりとした繊維で覆われているために、ノコギリやチェーンソーで簡単に切ることができません。ナタやカッター、ハサミなどを使って根気よく切っていきます。
我が家では北と南の塀の傍に3本も生えてしまい、その処理にかなり時間がかかっています。比較的、細い樹木はなんとかなったのですが、最後の1本は塀の外側の道路沿いで数メートルにもなっており、今だ処理し切れていません。
ハラン
昔から庭で見られた植物で、我が家では料理の飾りやお寿司を包んだりするのに使っていました。
これも地下茎(茎)の植物で、なにかに使えるからと放っておいたら、庭のあちらこちらの陰に繁殖している状態です。
ツタやササに比べれば処理はずっとしやすいのですが、これも放置しておくと足の踏み場がなくなるために、増えてきたら処理が必要です。
この他にもタケやフジなど、どこから入り込んだのかわからない植物があります。
なかにはビワの種を庭に捨てたら、そのまま木が生えてしまい、手の届かない場所の実を狙ってカラスが毎日のようにやってきたこともあります。
普段から庭や家屋をしっかり見廻って、修繕箇所だけでなくこれらの植物もチェックして気をつけておかないと、あとあと面倒なことになるばかりです。