2015年の株式市場と不動産市場、その他の小予想
2015年最初の投稿は、今年の株式市場や不動産市場と不動産にまつわる予想です。
大予想、ではなく気の向くままに簡単に書き散らしていますので小予想にしておきました。
しがないFP崩れの話でよろしければお読みください。
結局はアメリカの利上げの時期と追加緩和次第?
アメリカの利上げまでは金融市場の今の流れは年明けも変わらない気がします。
それまでは特に大きな出来事がなければ、ダウは調整がありつつも、少しずつ上昇するのではないかとおもいます。
前回のFOMCで、相当な期間の文言が削られ、4月以降ではないか、という憶測がありますが、どうなるでしょうか。
日経225はどうでしょうか。なんとなくアベノミクスの行き詰まり感もあり、現状ではダウのように順調にいくのは厳しいように感じます。
やはり日銀の追加緩和がいつあるかが鍵でしょうか。
少々のマイナスの出来事なら、去年のように追加緩和の発表で一気に流れを覆す可能性もあります。物価の上昇率も2%はかなり難しそうで、株価が停滞すると、追加緩和期待の声は今年も高まりそうです。
ただ、昨年の会合でも、追加緩和の決定は多数決でもギリギリの状態でしたので、すんなりといくかはわかりません。
ところで、いつも不思議なのはどうして日経平均の数字を予想することが盛んに行われているのでしょう。
日経の金額予想など、プロ野球の順位予想と対して変わらないのではないかとおもうのですが....
エースのケガ、4番打者の不調となれば、すぐにチーム状態にかかわってきます。
日経平均だって、世界のあらゆる情勢や人間の動向から、構成する225社の内情、自然環境の変化、さらには地球の気象にも影響を与えるような宇宙の状況までシミュレートできるレベルでないと難しいです。
そんなわけで数字アテはお遊びなのだとおもうのですが、経済番組でも雑誌の記事でもよく出てくるのですよね。
不動産市場は2020年までは昇り調子かもしれないけど
首都圏に限りますが地価は今年もぬるぬると上がっていくんじゃないかとおもっています。
それこそ東京でのオリンピックがある2020年頃までは地価も含めて悪くないかなと予想しています。
リートも特に首都圏に強かったり、よい物件を持っている投資法人も同じですね。
ただ不安な点もあって、どうしても実体経済の地合がよくないので、今年も賃貸料が上がっていくのかどうかがわかりません。
それに首都圏と書きましたが、実際は首都圏でもさらに一部の地区に限られるかもしれません。
あとは日本の富裕層もそうですが、海外の資金がどれだけ入ってくるかがポイントとなりそうです。
それこそ中国の経済情勢が悪くなれば、首都圏の不動産価格に大きな影響を与えそうです。
それ以外にも、たとえばバブル期に三菱地所がロックフェラー・センターを買収したときのようなことが起こった場合、つまりなんらかのシンボル的な不動産が海外資本の手に渡った場合、反感が強まったように、日本でも同じようなことがあると、それをきっかけに市場には好ましくない騒動があるかもしれません。
空き家問題が本格化する年になるか
昨年のは不動産業界の話題のひとつに、重要事項説明を対面ではなくネット解禁にするかという問題がありましたが、結局、玉虫色の決着というか、事実上先送りの状態です。
とはいえ流れはそのまま続くのは避けられず、なかには法的には問題ないと、強引にネットでの重説を行っていく会社も出てくるのではないか、そしてなし崩しになる可能性も捨てきれないです。
空き家問題は、昨年、法整備が始まり、今年はさらに社会的な問題として大きく取り上げられるのではないでしょうか。
都市部と比較しての地方の空き家や、都市部でも地区による空き家の、増加と今後の対策は、安全面だけでなく国家の方針にも結びつくものだけに、様々な面から議題に上るだろうと考えています。
それでは皆さま、よい1年でありますように。