イオン銀行の住宅ローン金利とキャッシングの関係
@DIME アットダイム|ジャンル|マネー|住宅ローン市場の台風の目になりそうなイオン銀行
住宅ローンの低金利合戦のなかでもイオン銀行はネット銀行の中でも特に低い金利を提示しています。
その理由として筆者の方は、イオン銀行が他の銀行に比べて非常に高い資金運用利回りをあげているところに着目しています。
高い利回りの要因が、(イオンクレジットを吸収しているため)貸出金に占めるキャッシング残高が3割を超えるところにあり、その収益が住宅ローン金利を引き下げられる要因ではないかということです。
推測の正否はともかくとして、個人的にはイオン銀行のビジネスモデルはかなりリスクが高いのではないかと心配になります。
たしかにイオン銀行はリテールがメインなので、筆者の方が書かれているように、王道のビジネスかもしれません。そして実感としてイオンの顧客には下手な銀行や消費者金融より敷居が低く感じているのではないかとおもうフシはありますから、カードで釣りキャッシングもさせるのは、うまい手だと思います。
しかしキャッシングは無担保であり、審査も簡単ですから、住宅ローンと比較するとリスクもバカになりません。
イオン銀行の戦略としては破綻者が出てもトータルではプラスになるという考えなのでしょう。
ですが、消費者金融がCMで敷居が低くなったように、イオンという看板で借金の敷居を低くしたことで、そのうち返せなくなった人たちが増えてくると、社会問題化してくるのではないでしょうか。
最後は住宅ローンとはまったく関係のない話になりました。