住宅ローンと不動産のニュースをまとめない

住宅ローン、不動産についての気になったニュースや話題をまとめるつもりでしたが、まとめられずに。

不動産の危機的な記事が増えているのかな

統計を取ったわけでもなく感覚的な問題ですが、昨年の終わりか、今年の初め頃から空き家と不動産暴落の話題をなにかと目にするようになりました。
現代ビジネスの2つの記事などがその代表的なものです。


全国民必読 まもなく不動産(東京・大阪)大暴落へ あなたが思っているより早く来る!相続税の心配など、無用です | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]


「空き家」を持っていると大損する!? 知らぬ間に法改正されていた | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

全体的に各論は納得できるのですが、結論が大暴落というのはどうも落ち着きません。
元々の記事が週刊誌ですし、扇情的なタイトルと内容になると考えて読む方がよさそうです。 

大暴落があるかどうかは景気状況の影響の方が大きいのではないかとおもいます。
現状で金融緩和以外の経済政策がなされる期待がない以上、相場の舵取りを失うかどうかであり、うまくいっている限りは大暴落は簡単には来ないでしょう。
舵取りに失敗するか、あるいは海外での大きな波乱が日本に波及するか否かでしょうか。
そうでなければ、その地域の活性化次第で上がりもするし下がりもするという感じです。

前にも書いたのですが、空き家対策特別措置法の施行と今後の人口減少が日本の不動産価格に少なからぬ影響を与えるであろうことはほぼ間違いないとおもいます。
とはいえ人気の地域にはあいかわらず価格は下がらないでしょうし、逆にすでに地方の古い物件に関してはもう値段がほとんどつかない状態です。
むしろ、なんでもかんでも価格が上がる高度成長期からバブル期の頃が異常であったのだろうとおもいます。

ただ、もう少し陰謀論めいたことになってしまいますが、ここへきて急にこの手の話題がよく出てくるようになったのはなぜなのかなと気になります。
普通に考えれば、まさにこれから問題になるであろう点だからでしょうし、様々な業界の利害関係がからんでいるからなのでしょうが、かなりの確立で「暴落」「売れない」「負債」という言葉がからんでいることが多くて、ベクトルがどう向いているのかどうにも落ち着かない気分です。