住宅ローンと不動産のニュースをまとめない

住宅ローン、不動産についての気になったニュースや話題をまとめるつもりでしたが、まとめられずに。

2016年1月、年明けの住宅ローン金利は変動と長期で史上最低を更新

年も変わり、2016年1月の各金融機関の住宅ローン金利は過去最低を更新しています。 

今回の目玉(?)は変動金利の引き下げです。
最優遇金利は、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行は0.15%引き下げて、0.625%に、三井住友信託銀行は1月15日より0.6%となります。
ただし大手行ではりそな銀行だけは据え置きとなっています。

住宅ローン金利のニュースでよく取り上げられる固定期間10年の金利は、みずほが0.15%引き下げた以外は先月と変わりませんが、長期金利の低下のため、20年、30年の長期の金利が引き下げられています。

全期間固定金利のフラット35も、返済期間20年以下融資率9割以下の最低金利が0.01%下がり、1.27%となっています。

 

ここ5ヶ月の10年固定最優遇金利の推移
 9月10月11月12月1月
三菱東京UFJ 1.20% 1.25% 1.10% 1.10% 1.10%
三井住友 1.20% 1.25% 1.10% 1.10% 1.10%
みずほ 1.20% 1.20% 1.20% 1.20% 1.05%
りそな 1.15% 1.15% 1.10% 1.10% 1.10%
(参考:フラット35) 1.31% 1.32% 1.28% 1.28% 1.27%

 

ここ1年の新発日本国債10年利回りの推移

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マーケット情報 国債利回り : 三井住友銀行

黒田総裁は自身の言葉を軽く考えすぎていないだろうか

最近はあまり更新する時間のないまま気がつけば今年も押し迫って参りました。

http://www.flickr.com/photos/30045661@N03/4830047671

photo by kuraoji

この12月18日の日銀の金融政策決定会合で、緩和の継続と3000億円のETF買い増しなどの強化策が発表されました。
日にちも経って、問題点などはすでにあちらこちらで書かれているので、黒田総裁の発言の問題について、感じていることを。

サプライズというよりだまし討ち

昨年の追加緩和のときもでしたが、今回も唐突な発表でした。
先月の段階でインフレ目標2%の達成が明らかに厳しくなった状況でも、まったく動く気配が無く、総裁の講演などでもむしろ当面の追加緩和を否定するような様相でした。
そのため12月には動きはなく、追加緩和は早くても1月以降というのが大方の見方でもありました。
そんな流れのなかでの今回の発表です。
これで昨年9月に続いてのサプライズ発表は2度目ということになります。 
アメリカのFRBではイエレン議長が利上げに向けて、毎回のFOMCで何ヶ月もそれどころか1年をかけて言葉を尽くしに尽くして流れを作り出していきました。
もちろん引き締めと緩和では逆方向の方針ですので、そこまで気を遣う必要はないかとおもいますが、それにしても不誠実さはいなめません。
むしろサプライズというよりは、だまし討ちという表現が似合います。

インフレターゲットの目的は軽いこと?

黒田さんは追加緩和ではなく補完措置と強調していましたが、仮に黒田さんが言われるように、追加緩和ではないとしても、これまでの、戦力の逐次投入はしないと繰り返している内容に背きます。
そもそも今の異次元緩和の目的は2%のインフレターゲットです。

2013年4月に、日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率2%の「物価安定の目標」を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現するため、「量的・質的金融緩和」を導入しました。

昨年の追加緩和の理由にも、消費増税と原油価格下落の影響による短期的な物価押し下げ圧力をあげていました。
この方針が言い悪いは別にして、今回のが追加緩和ではないとなると、2%の達成が難しくても、日銀は追加緩和は本当にしないことになってしまいます。

中央銀行トップの言葉の重み

斜陽とはいえまだまだ日本の経済力は世界でも有数のものがあり、その国の中央銀行の総裁の言葉は本来はとても重いものです。
しかしこれまでの経緯で、日銀の意図がわからず、いったい今回の目的はなんであったのか、今後の追加緩和のあるなしはもう黒田総裁の言葉は参考にならないと疑心暗鬼になっている人も少なくありません。 
今回のショックは一時的なもので終わるとはおもいますが、日銀総裁の言葉が市場で信頼されなくなれば、後々、悪い影響が出てきますし、もう少し慎重な態度を望みたいところです。 

ニューバランスのウォーキングシューズMW880で歩行距離が伸びて疲労度も軽減した話

今週のお題「今年買って良かったモノ」

今年はあまり大きなものを購入しない年でした。
それでも個人的なヒットはあって、そのひとつが先日書いたエナージェルだったりするのですが、もうひとつはウォーキングシューズです。

体力維持のために自転車に乗っているのですが、夏は暑いので夜にしようとしてあきらめました。
さすが愛知はクルマの街といったところで、会社帰りの荒い運転のクルマが多く、なんども怖い目にあいました。
そんなこともあり、夜は完全にウォーキングに変えたのです。

とはいえ、とにかくウォーキングシューズはデザインがこうなんというのか今ひとつなのが多いのです。
これまで履いていたのはミズノのウォーキングシューズで、このときは白いシューズが欲しかったこともあり、そこでなんとか探したのがミズノのシューズでした。

履き心地がすごぶるよく、軽量ですばらしいシューズだったのですが、そのために本来の役割であるウォーキングだけでなく、その辺の買い物や、さらには庭仕事のときまで利用するというかなり酷な使い方をしていました。
おかげで1年でかなりゆるくなってしまいました。
その上、元々が柔らかくて履き心地がいいぶん、足のガードがゆるく、またクッション性も物足りないために、長時間のウォーキングですと遊びが多くて疲れてしまうこともでてきます。

そこで本格的なウォーキングシューズを購入しようと、ネットからリアル店舗までを探しまわりました。
こうして選んだのが、ニューバランスのMW880のワイズが4Eのもの。
DarkGreenやゴアテクスのものと迷いつつ、こちらのスウェードのNavyを選びました。 

デザインは、いかにもなウォーキングシューズよりはマシかなと。
ニューバランスのNの字がタウンユースの太い方ではなくて、当然のごとくスポーツユースの細い方なのですが、それさえなければ普段履いているM576に勝るとも劣らない....

....いや、これはちょっと無理がありますね。

元々、主な使用時間が夜間のウォーキング用ですので、デザインはそれほど重要ではないですし、むしろ明るい色の方がよかったかもしれません。

肝心のウォーキングシューズとしての性能ですが、軽量、足のガード、ほどよいクッション性と文句ありません。
特にクッションは少なければ負担がかかりますし、多ければ力が逃げてしまうのですが、そのあたりのバランスがちょうどよい感じでした。
実際、このシューズに変えてから歩く距離が格段に伸びましたし、疲労度もかなり軽減されました。
もちろんショップでも試し履きをしているのですが、そこで1時間も歩くテストなどするわけにもいきませんので、心配でもあったのですが、予想以上のすばらしさでした。

サイズは全体的に小さめな感じです。
アマゾンのレビューなどでは人によりかなり感じ方が違うようですが、タウンユースのニューバランス(たとえば先に例に出したM576とか)と比べると、小さいのは間違いないでしょう。
長さは問題なかったのですが、幅は2Eのところを4Eを選んだほどです。

特に気になったのは足首で他のウォーキングシューズより一回り小さく、さっと足を通して出かけるのには不向きです。
これは足の保護を意識したつくりになっているのだとおもいます。

人により足の形から好みや求める性能まで千差万別ですので、無条件で誰にでもすすめられるものではないのですが、ウォーキングシューズ選びに迷っているのでしたら、一度、試してみてよいものだとおもいます。

2015年12月の住宅ローン金利は前月と変わらず低金利

2015年12月の住宅ローン金利は先月とほとんど変わっていません。

固定期間10年最優遇金利は、大手銀行の三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行が1.10%、みずほ銀行1.20%、三井住友信託銀行が0.80%とまったく変わっていません。全期間固定金利のフラット35も、返済期間20年以下融資率9割以下の最低金利は前月と同じ1.28%です。

相変わらずの低金利が続いています。

ネット専用銀行のじぶん銀行が、ネット経由だけで契約を完了できる住宅ローンを打ち出してきました。これまでのようなネットの低コストを生かした金利勝負ではあまり差がでなくなってきているため、ネットだけで完結できるというような新しいメリットを、他の銀行も打ち出していくのではないかとおもわれます。 

ここ4ヶ月の10年固定最優遇金利の推移
 9月10月11月12月
三菱東京UFJ 1.20% 1.25% 1.10% 1.10%
三井住友 1.20% 1.25% 1.10% 1.10%
みずほ 1.20% 1.20% 1.20% 1.20%
りそな 1.15% 1.15% 1.10% 1.10%
(参考:フラット35) 1.31% 1.32% 1.28% 1.28%

 

ここ1年の新発日本国債10年利回りの推移

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マーケット情報 国債利回り : 三井住友銀行

エナージェルが赤のサインペンに取って代わった日

この時期になると、名簿をプリントアウトして年賀状の差し出しをチェックする仕事が待っています。
自分だけならPC上で済ますのですが、業務関係の名簿は意思疎通がいい加減だと、発注する印刷の枚数が多すぎたり、あるいは少なすぎたりします。
毎年のように名簿に二重に名前がある人や連名の人がそれぞれ別にカウントされていることがあるので、毎年この手のチェックは欠かせません。

先月、その作業に取りかかったところで、赤のサインペンが切れていたので、近くのスーパーへと買いに出かけたのですが、そこの文具コーナーでふとエナージェルを試し書きしてみたのです。

近頃は、ボールペンはゲルか油性で、手紙などは万年筆を使用していたことと、エナージェルは、評判がよすぎて逆に敬遠していました。

 

 

これが試し書きの時点で大ヒットでした。

これまでにないサラリとした滑らかな書き味は、たしかに評判は大げさでなく、さっそくノック式エナージェルの0.7と1.0を購入し使用しています。
今まで赤のサインペンを使っていた用途はこのエナージェルに取って代わられました。 

面白いのはエナージェルはボール径の書き味に対する影響が、他のボールペンと比較して大きいように感じるところです。
特に0.7と1.0ではかなり違いを感じます。

はっきりとした抹消線を引くのが主な用途ですので、本来ならば、注釈用の0.5(もしくはそれ以下)と1.0を使うべきなのでしょうが、試し書きの時点で0.7の書き味がとても好きでしたので、ついそれを購入してしまいました。
もちろんこの辺りの好みはそれぞれによって違うでしょうが....

もうひとつ、エナージェルの特徴はインクの発色です。
赤と青はシグノやサラサなどの他のジェルインクと比べて透明度が高く明るく、黒は濃くなっています。

ただ仕事で文章を書く大半がPCでの作業となってしまった今では、私のボールペンを使う用途でもっとも多いのが複写伝票となっています。
複写伝票はひっかかりがあって重めの軸の方が書きやすいこともあり、使えなくはないとはいえ、筆圧をかけずに書けるのが特徴のエナージェルは、あまり向いている筆記具とはいえないところです。

またインクのカラーバリエーションが黒、赤、青の3色のみなところは残念ですが、これは仕方がないかもしれません。

ちなみにエナージェルのリフィルは一般的なゲルインクのリフィルと同じ300系と呼ばれるタイプですので、他の同タイプのリフィルを使用するゲルインクボールペンや、海外のローラーボールでも利用できる可能性があります。
黒のリフィルを購入して、この手の軸では定番のOHTOのリバティで試してみましたが、問題なく使えています。