古いリノベーション物件は見た目に騙されないよう
昨夜、原油価格云々と書いたその日にまた原油が一段安で....
少し前に原油価格の下落はシェールつぶしで、まもなく下落は止まるという説もありましたが、シェールガスの採算割れの価格まで下がってもまだ止まらない状態です。
やはり新興国の景気減速の影響が大きいのかと
photo by Richard Masoner / Cyclelicious
それにしても、選挙後も不動産ブームはしばらく続くかなという予想を立てたばかりなので、変なアノマリーにならなければよいのですが。
というわけで本日の話題です。
安くておしゃれでノスタルジック◎自分らしく住まう「リノベーション団地」が人気沸騰中! | ギャザリー
さすが東陽町、地方の人間からしてみると、こんな古い物件なのにものすごい値段!
というのはおいておきまして。
古いマンション(団地)を購入して、リノベーションをするというのは近年の流行です。
ですが、見た目に騙されないというか、リフォームやリノベーションで解決できない、あるいは簡単にはいかない問題も多いので、気をつけないといけません。
古い物件で起こりがちな水回りのトラブル
築30年、40年と経っていると、建物そのものや配管が悪くなっている可能性があります。
管理組合がうまくいっておらず修繕が疎かになっているマンションはもちろんのこと、定期的になされていても、老朽化は避けられません。
その昔、築30年以上経った古いマンションに住んでいたことがありましたが、水回りでトラブルが2度ほどありました。
他の住人の方の話によると私の前の住人のときにも水回りのトラブルがあって、階下の部屋が水浸しになったのだとか。
専有部分の配管はリノベーションできても、共用部分ではそうもいきません。
管理組合にメンテナンスがされているか確認しておくことは重要です。
耐震性や防音、断熱の問題も
耐震性の問題も見逃せません。
昭和40年頃はまだ新耐震基準で建設された建物ではありませんので、地震に対してあまり強くない可能性があります。
さらに壁や窓の騒音や断熱に対する対策があまりよくない不安もあります。
気をつけたいのが窓のサッシの性能で、古いサッシはここに問題を抱えていることがあります。
しかしたいていのマンションでは窓は共用部分となっていることが多いはずです。
共用部分ですと自由に取り替えることができません。リノベーションをしても窓がそのままだと見た目も悪いですし、管理組合の許可を得るか、交換して貰うようお願いすることになります。
それこそサッシの戸車ひとつとっても、古いマンションでは企画が今とは違う独自のものになっていることもあるので、管理組合にお伺いを立てなければならないこともあります。
組合が機能していないとそれこそ面倒なことになります。
やっぱりマンションは管理を買うべき
古いリノベーション物件を購入する際は、見た目でぱっと飛びつく前に、管理組合が機能しているか、どの程度修繕をしているかなどなど、細かく訊ねておくべきです。
そして管理組合が計画性も計算もしっかりしているところなら、下手な築浅のマンションよりもお買い得な物件かとおもいます。